「読点(、)を打つタイミングやルールってあるんでしょうか?」
夢路塾で、こんな質問が出ました。
⇒夢路塾って何という方はこちら
確かに、実際に文章を書いていくと、
読点を打つべきか、打たざるべきか、
迷うことってありますよね。
私も、しょっちゅう、あります。
というか、月子は読点を多く入れがちなので、
読み返して、外せるものは外すという
作業をすることが多いです💦
いい文章の基本は「読みやすさ」。
そして「誤解なく内容を伝える」こと。
ここをまず押さえて下さい。
その目的を達成するために、
句点を入れたり、削ったりしていきます。
でも、
「一応の目安くらいないの?」
って思いますよね。
そこで、今回自分のおさらいの意味も含めて
まとめてみました。
題して、
知っているで知らない
読点の打ち方7つのルール
はじまり、はじまり〜
■読点(、)の打ち方7つのルール
【ルール1】主語の後に打つ
例:私は、友人と旅行に行きます。
例:このブログは、SOHOライターやアフィリエイトで稼ぐ方法を伝えています
※補足※
●ただし、このルールは、一文自体が短い場合は不要でもOKでしょう。
「男の子が、走った」よりも「男の子が走った」のほうが読みやすいです。
例文でも、上の文章なら「私は友人と旅行に行きます。」と
読点なしでも十分読みやすさはクリアしていますし、
文意の誤解もありえません。
●主題となる部分が長い時には、必ず主題となる語の次につく助詞に
読点を打つこと。
例:卵子凍結に関する国内の研究は、近年急速に進歩を遂げついに実現に至った。
(下線部分が主題に当たります)
【ルール2】 文と文を分けるところに打つ
例:姉は材料を細かく切っていき、私はお鍋の中にそれを入れていった。
※補足※
「主語+述語」の構造が2つある文章の場合、長さによっては、
2文に分けたほうがリズムが出来て、読みやすいケースもあります。
1文が2行〜3以上にわたる場合は。分割して接続詞でつなぐ
ことも検討する必要あり。
【ルール3】並列関係にある語句の後に打つ
例:今度の旅行では、京都、大阪、奈良を回る予定です。
※補足※
当然ですが、最後の語句の後はなし。
【ルール4】修飾語がどこにかかるか、わかるように打つ
例:彼は幸せそうに微笑んでいる妻を見つめました。
このままだと2つの意味にとれます。
読点を打つことによって、修飾・被修飾関係を明確にします。
(1)彼は、幸せそうに微笑んでいる妻を見つめました。
⇒「幸せそうに」は「微笑んでいる妻」を修飾
(2)彼は幸せそうに、微笑んでいる妻を見つめました。
⇒「幸せそうに」は「見つめていました」を修飾。
つまり彼の様子になります。
【ルール5】接続詞や、それと同様の働きをする前置きの語の後に打つ。
例:しかし、私は決断しました。
例:そうはいっても、賛成はしかねます。
【ルール6】感動詞のあとに打つ
例:なんて、素晴らしい!
例:いいえ、そういうわけではありません。
【ルール7】仮名や漢字が続きすぎて読みにくい場合、必要に応じて打つ
例:ひとりひとりがみな、まっしろな紙を前にして書く事に悩んでいた。
例:晴れた夜、空を仰ぐと…
以上の7つが基本ルールです。
■ワンランク上の「読点」活用術で表現力をアップ
プラスアルファとして覚えておくといい
「読点の打ち方【中上級編】」として
次の2つも覚えておかれると良いでしょう。
💡その1:提示した言葉、強調したい言葉の後に打つ。
例)監督としての使命、それは選手にやる気を起こさせることです。
例)私は、彼の声、それが大好きなのです。
例)すべての人が反対でも、私は、それをやり通します。
💡その2:読みの間(ま)を示すところに打つ。
例)「わ、は、は」と実に楽しそうに笑う。
例)つ、つ、つ、と涙が頬を伝う。
いずれも、声に出して読んでみるとわかりますが、
文章に「感情」がプラスされて伝わりませんか?
そう。
「読みやすさ」「伝わりやすさ」を伝えるだけではなく、
読点はその打つ場所によって「感情」まで含ませることが
できるのです。
詩や小説を読むと、そんな「読点マジック」が
たくさん使われています。
表情豊かに、共感を呼ぶ文章を書く際の
1つのヒントにしてみて下さいね。
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ありがとうございました。
こんにちは。私は執筆に関してはPCオンリーです。ほぼ在宅での仕事ですので、デスクトップを愛用しています。
タブレットもキーボード接続すれば書きやすいのかもしれませんが、ほぼ閲覧専用となっていますね。なるべく、思考のスピードと文字を打つスピードが同じ環境がベストと考えています。
文書作成ソフトはWindows7でプレインストールされていたキングソフトオフィスのワードをそのまま使っています。35文字×40行くらいのことが多いでしょうか。書体に関しては、明朝10.5か11を使い分けています。
メルマガやブログ記事執筆の場合は秀丸というテキストエディタを使用します。メルマガはレイアウト確認しながら書けるため、ブログの場合は、タグなどを入れやすいためです。
公募前提で書かれるエッセイの場合は、応募する際に原稿用紙で…というなら、完成形がイメージできるので、そのほうが良いと思います。
特に規定がないのであれば、文字数を換算しやすい設定であれば便利かなと感じました。
iPad miniとAndroidのパソコンへの互換性に関しては、ごめんなさい、よくわかりません(^-^;
iPadユーザーではないので…
ブログランキングから飛んできまして
偶然この記事を発見し
熟読していました。
私も『見やすさ』を重視することは
普段から行ってはいるのですが
読点にそこまで深い使い方があるとは、知りませんでした……
他にも『い抜き言葉』に関する記事
あと『今井さんのお米』に関する記事も
お子様の新聞も読ませて貰いました……
「いいなっ……」と思ったのが
『水でんにカモ発見!衝撃の実事(事実?)!今あきらかに』
といった項目です(笑)
よく新聞を見ているんだなぁって
関心しちゃいましたっ。
お子様から、そういったヒント
また自分の見解に導くきっかけは
見つかることは多いのかな?
なんて、勝手な想像をしています……良いですねっ
ごめんなさい。長々と話してしまって。
読点の件は、勉強になりました。
ありがとうございますっ!
では、また見に来ますねっ……!
初めまして!
ご丁寧な感想コメントありがとうございます!
文法的なことは、私もそれほど普段
意識しているわけではないのですが・・・(笑)
質問があったので、良い機会と思って
調べてまとめて記事にした次第です。
子供の新聞も詳しく読んでいただき、
嬉しいです!
そうですね・・・子供との会話や
子供の書いたものからヒントを得ること
結構あります^^
ぜひ、また遊びに来てくださいね。
ありがとうございました。