「書く力」をつけるには、
「読む力」が大切。
このように、「書く」と「読む」は
セットで語られることが多いですが
あなたは「納得」しますか?
文章講師をするようになって、
月子はひしひしと、感じていますよ。
「読む力」なしに、「書く力」アップは有り得ません!
ただし、ただ漫然と「読むだけ」では、
「読む力」はつきません。
どうすれば「書く力」を伸ばす「読む力」
をつけることができるか?
そのちょっとしたコツを
今日はお教えします。
■「読書のススメ」は文章上達には遠回り!?
まず、「読む」という行為について、
ちょっと分解して考えてみましょう。
読むという行為には大きく分けて、
2種類あると思うんですね。
1つは、表現の素晴らしさやストーリー展開に
身をゆだね想像力を働かせて読む=「読書力」
(対象は主に、古典的物語や名作小説)
2つ目は、文章を読んで書いてある内容を
的確に理解しながら読む=「読解力」
(対象は主に、論文やビジネス文章)
「読む力」をつけるために「読書」を勧められる
ことは多いでしょうが、それは「読む」力の一面を
鍛えるにすぎないのです。
誤解を恐れずにいえば、1番目に挙げた「読む力」は
さしあたっての文章上達には直結しません。
もちろん、幼い頃から、そういう読書体験を積み、
読む楽しさを知って大切にしているなら、
それを続行することは構いません。
あなたの感受性を刺激し、文章を豊かにすること
にもつながっていきます。
ですが、
「読書の習慣はない」
「活字をじっくり読むのは苦手」
「読めない上に、書けない…」
そういう場合は、2番目の「読解力」を
アップすることに集中すべきです。
■「読めない」が原因で起こる人生のマイナス
本を読むだけでなく、日常の中では
文章を読んで的確に理解しなければならない
場面はたくさんあります。
そして「読解力不足」の人は、
そうした場面で次々と窮地に
陥ることにもなります。
たとえば…
アフィリエイト教材を読んでも
正しく理解できない、読み落とす。
↓
ゆえに、成果が上がらない。
添削サポート、アドバイスを送っても、
正しく理解できない、読み落とす
↓
ゆえに、文章が上達しない。
販売ページや資料を読んでも、
重要なポイントがわからない
↓
ゆえに、文章をまとめることができない。
仕事で修正を依頼されても、
正しく判断できない
↓
ゆえに、信頼を失い、仕事が来ない
「読解力」がないことで
こんなに損をしたり、足踏みしたり
してしまうとしたら…
無関心ではいられませんよね
あなたは大丈夫ですか?
思い当たるフシはありませんか?
もしそうなら、「記事を書けない」と悩む前に、
(というか書くのと並行しながら、)
「読む力」のアップにも努めていきましょう。
■「100字要約」トレーニングのススメ
「読解力」をつける方法は簡単です。
「読んだ内容」を自分の言葉で要約して記すこと
これだけです。
最初は、短めの文章がいいですね。
・新聞のコラムや社説
・週刊誌や雑誌の連載エッセイ
・お子さんがいるなら、子どもの読解問題集
そうしたものを読んで、執筆者は、
「何が一番言いたいのか、何を一番伝えたいのか」
を80字〜100字くらいで
書いてみるのです。
実際にやってみると、わかりますが、
慣れないと意外に手こずります。
しかし、侮るなかれ。
中学校受験対策の塾で
私は繰り返しこれをやらされました。
編集者時代、ご一緒に仕事をさせていただいた
現代文のカリスマ講師・出口汪先生も
これを推奨されていました。
「読解力」を身に付ける、小学生でもできて、
しかも大人にも効果絶大な方法。
それが、この「100字要約」なのです。
■「読む力」と「書く力」は、ここでつながる
文章の要旨をまとめるには、
文中のキーワードを拾って主題を掴む
接続詞に気を付けながら論理の道筋を追う
途中経過に惑わされず、「結論」を読み取る
といったプロセスを経ることが必要です。
さらに、そうして読み取った結論を、
まだ読んでいない人にも
わかりやすいように伝える
ように要約するのです。
要約は単なる「つぎはぎ」では
うまくいきません。
滑らかな文章にするには、
文法力、語彙力、行間を汲む力
が必要だと気づくはずです。
そう、これは「読む力」のトレーニングである
と同時に「書く力」のトレーニングにもなるのです。
■「伝わる」レビュー記事を書くための「読解力」の磨き方
普通の文章について、ある程度スムーズに
要約できるようになったら、
売りたい商品・商材の販売ページについても
同じ作業をして下さい。
販売ページのような「広告文」は
一般の文章のような起承転結がない分、
難易度があがります。
ちょっとやり方を変えてみましょう。
読後、頭の中に強烈に残ったこと
を中心にまとめるのです。
この作業を通じて、その商品の魅力を認識できると同時に、
あなたなりに「どこ」を強調してレビュー記事を書けばよいか
も見えてくるはずです。
「読む」⇒「理解する」⇒「アウトプットする」
このプロセスを経験することで、
文章力が磨かれると知って、
励んでみてくださいね。
【注目】「読む力」&「書く力」を同時にアップするインターネット文章講座
お役に立ったら、ポチで教えてね♪
↓ ↓ ↓
人気ブログランキングへ
にほんブログ村
ありがとうございました。
コメントありがとうございます。
当ブログが、少しでもお役に立てれば嬉しいです。