2014.05.23

「文章の切り口」の見つけ方〜オリジナルな記事を書く発想のヒント


ライティングのノウハウが語られるとき、
よくこんな言葉を耳(目)にしませんか?


切り口が大事なんだよ、文章は」


はい。


月子も編集者時代、上司の口から
よくこの言葉を聞いたもの。


そして、今、ライターとして打ち合わせをする際も、
文章講師として塾生さんを指導する際にも

「どんな切り口で文章を書くか」
「文章の切り口を変えて書いてみましょう」

なんて言葉が自然に口をついて出てきます。


でも。

よ〜く考えると、わかったようでわからない
この「文章の切り口」という概念。


本日は、それについて考えてみたいと思います。

■1つのテーマで、何パターンの文章が書けますか?

「切り口」とは「物の断面」のこと。


どんな「断面」になるかは、
「切り方」によって違います。


「切る道具」によっても異なります。


この「切り方」「切る道具」に当たるものが
Wab文章の場合は何かというと


「視点」


だと思うのです。


あるテーマ・商品・キーワードについて、


角度を変えて見る
立場を変えて見る
シチュエーションを変えて見る



・・・などすることによって、
さまざまなパターンの文章を書く事ができる。


これは、ライター(ブロガー)にとって
必要不可欠な条件です。

■新しい「切り口」の発見が、爆発的な売上を記録した実例

たとえば、ボイスレコーダーを売る場合。


あなたなら、どんなセールストークで
文章を書きますか?


「使用シーン」という「切り口」
切ってみると、次のようなパターンが考えられます。


パターン1)
不審者来訪時、万が一に備えて会話記録を残せる


パターン2)
筆記用具要らずのメモ代わりとして携帯できる


パターン3)
取材音声をクリアに録音できる


パターン4)
語学学習で自分の発音をチェックできる


ここまでは、比較的思いつきやすい
「切り口」だと思うのですが、
実は、このほかにも驚くような
「切り口」があったんですね。


実際、今まで誰も気付かなかった
この「切り口」でボイスレコーダーを
大ヒットさせた人がいるんです。


その人は・・・ジャパネットたかたの高田社長。


どんな切り口かと言うと、

働いているお母さんが
お留守番している子供に

「晩御飯は●●をチンしてね」
「●●が冷蔵庫の中にあります」

という伝言メモを残すために使えます、
と宣伝したんですね。


なんと革命的なセールストークでしょうか!


おそらく商品販売元すら気づいていなかった
「使用シーン」を発見し、
「商品の売り方」を発明してしまったのです。


■「切り口」発想を鍛える。これが一流ライターへの道


さて、あなたが売ろうとしているモノ、
書こうとしているテーマには、
どんな「切り口」があるでしょうか?


使用シーンを変える
解消できる悩みを変える
贈る相手を変える
季節を変える
何かと組み合わせる



などなど、さまざまに視点を変化させてみましょう。

そうしたプロセスを楽しむ過程で
あなたオリジナルの「切り口」が見つかり、
オンリーワンのコンテンツを作ることが
できるはずです。

「切り口」発想できるライターは、
頭ひとつ、リードできる。

このことを、心に留めて
文章を書いていって下さいね。

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ありがとうございました。


この記事へのコメント
月子さん、こんばんは、お〜はっと申します。
文章の切り口、とても勉強になりました。
高田社長の切り口のお話、とてもわかりやすい事例でしたが、なるほど!と感心しました。
有益な記事をありがとうございました。
これからの更新も楽しみにしています。
応援ポチも忘れずにしておきますね。
Posted by お〜はっ at 2014.05.24 00:24
★お〜はっさん

はじめまして。コメントありがとうございます♪

ジャパネットたかた、やはり只者ではない!
という感じですよね。

何かお役に立てたら嬉しいです。

こちらも、のちほどご訪問しますね。
Posted by 月子 at 2014.05.26 14:51
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