ライティングのノウハウが語られるとき、
よくこんな言葉を耳(目)にしませんか?
「切り口が大事なんだよ、文章は」
はい。
月子も編集者時代、上司の口から
よくこの言葉を聞いたもの。
そして、今、ライターとして打ち合わせをする際も、
文章講師として塾生さんを指導する際にも
「どんな切り口で文章を書くか」
「文章の切り口を変えて書いてみましょう」
なんて言葉が自然に口をついて出てきます。
でも。
よ〜く考えると、わかったようでわからない
この「文章の切り口」という概念。
本日は、それについて考えてみたいと思います。
■1つのテーマで、何パターンの文章が書けますか?
「切り口」とは「物の断面」のこと。
どんな「断面」になるかは、
「切り方」によって違います。
「切る道具」によっても異なります。
この「切り方」「切る道具」に当たるものが
Wab文章の場合は何かというと
「視点」
だと思うのです。
あるテーマ・商品・キーワードについて、
角度を変えて見る
立場を変えて見る
シチュエーションを変えて見る
・・・などすることによって、
さまざまなパターンの文章を書く事ができる。
これは、ライター(ブロガー)にとって
必要不可欠な条件です。
■新しい「切り口」の発見が、爆発的な売上を記録した実例
たとえば、ボイスレコーダーを売る場合。
あなたなら、どんなセールストークで
文章を書きますか?
「使用シーン」という「切り口」で
切ってみると、次のようなパターンが考えられます。
パターン1)
不審者来訪時、万が一に備えて会話記録を残せる
パターン2)
筆記用具要らずのメモ代わりとして携帯できる
パターン3)
取材音声をクリアに録音できる
パターン4)
語学学習で自分の発音をチェックできる
ここまでは、比較的思いつきやすい
「切り口」だと思うのですが、
実は、このほかにも驚くような
「切り口」があったんですね。
実際、今まで誰も気付かなかった
この「切り口」でボイスレコーダーを
大ヒットさせた人がいるんです。
その人は・・・ジャパネットたかたの高田社長。
どんな切り口かと言うと、
働いているお母さんが
お留守番している子供に
「晩御飯は●●をチンしてね」
「●●が冷蔵庫の中にあります」
という伝言メモを残すために使えます、
と宣伝したんですね。
なんと革命的なセールストークでしょうか!
おそらく商品販売元すら気づいていなかった
「使用シーン」を発見し、
「商品の売り方」を発明してしまったのです。
■「切り口」発想を鍛える。これが一流ライターへの道
さて、あなたが売ろうとしているモノ、
書こうとしているテーマには、
どんな「切り口」があるでしょうか?
使用シーンを変える
解消できる悩みを変える
贈る相手を変える
季節を変える
何かと組み合わせる
などなど、さまざまに視点を変化させてみましょう。
そうしたプロセスを楽しむ過程で
あなたオリジナルの「切り口」が見つかり、
オンリーワンのコンテンツを作ることが
できるはずです。
「切り口」発想できるライターは、
頭ひとつ、リードできる。
このことを、心に留めて
文章を書いていって下さいね。
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ありがとうございました。






文章の切り口、とても勉強になりました。
高田社長の切り口のお話、とてもわかりやすい事例でしたが、なるほど!と感心しました。
有益な記事をありがとうございました。
これからの更新も楽しみにしています。
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はじめまして。コメントありがとうございます♪
ジャパネットたかた、やはり只者ではない!
という感じですよね。
何かお役に立てたら嬉しいです。
こちらも、のちほどご訪問しますね。