証拠画像。
⇒『句集 告白』(瀬戸優理子/パレード)
月子の別の顔である「俳人・瀬戸優理子」として自費で制作した書籍です。発売は8月11日の予定ですが、ある「仕掛け」をして予約冊数が伸び、瞬間風速的ではありますがAmazonランキングが上昇。驚きの結果となったのです。
この「仕掛け」は、私が長年、ネットビジネスに関わっていたからこそ、発想できたことと思っています。書籍PRだけでなく、ブログビジネスにも通じる大切なことなので、分析しながらシェアしますね。
下記の5つの行動が、ポイントとなったと考えます。
【仕掛け1】制作過程を共有する
人は往々にして、商品の背景にある「物語」に興味を示すもの。レビュー記事で、効果効能・機能を謳うばかりでなく、開発秘話や開発者のこだわりをアピールするのも、読者の感情に訴え、感動を共有することで、商品との距離が縮まるからです。
また、美容ブログでも、最初から綺麗な女性より、さまざまな美容法を試すことで、素敵に変身していくほうが、読者の共感と説得力を得られます。片付け・断捨離・節約・貯蓄・恋愛&婚活といったジャンルもいっしょ。最初から「成功談」を書くのではなく、書いていく中で「成長」「プラスの変化」をしていく姿を見せることで、リアリティと感動が生まれるのです。
書き手の目線(気持ち)と読者の目線(気持ち)とが、同じラインに立ち、ワクワクを共有できること。これは、ファンになってもらう大きなきっかけとなります。
私の場合も、「句集作っています!」「ただいま、初校校正中」「カバーデザイン決まりました」のように順次SNSにアップしていき、「Amazonページできました」と告知しました。
初校校正中。
大扉&カバーまわりの体裁。
章扉のスナップは私撮影のもの。
そして表紙公開!
カバーデザインなどは、校了となるまで公開してはいけないケースもあるので、出していい情報を版元サイドと確認しながら、やっていくようにして下さい。
なお、SNSで「制作途中の様子を見せる」というやり方は、こちらの書籍から学びました。
⇒『クリエイティブの授業』オースティン クレオン 実務教育出版
完成品ができるのを待っていては遅い。制作途中もガンガン見せることで、関心を持ってくれる人の目に触れる機会を持つが大事。そうして、完成を心待ちにしてくれる人を増やしていく。たしかに、そのとおりだと思いました。
ブログ記事だって、100%完璧なんて記事は、いつまでたっても書き上がらないわけです。更新型のブログという媒体は、いつだって「制作途上」。そう思えば、記事をアップするハードルも少しは下がるのではないでしょうか?(笑)
【仕掛け2】読者のいそうな場所に出没
句集出版は、心の中では現代俳句新人賞を受賞後、2016年初頭くらいから念頭にありました(実際に作業に入ったのは、2017年に入ってからですが)。
Facebookは既に始めていましたが、短詩系と相性が良いと言われるTwitterは未開設だったので、2016年11月より開始。俳人関係の新しい繋がりができました。
また、ご縁があって、この4月〜7月にFacebookのある投句欄の「鑑賞者」を依頼され、そこで読者予備軍となる俳句初心者の方々と交流を持つことに。
そもそもが、句集は関心を持つ人がたくさんいるわけではないニッチなジャンル。それだけに、どこに「露出するか」ということが、読者獲得を左右するわけです。
これもまた、ブログに置き換えてみると、人気ブログランキングに参加したり、自分の属性に合うブログコミュニティに参加したり、同ジャンルのブログにコメントを付けたりといったことが当てはまると言えます。
【仕掛け3】事前に良いコンテンツを提供する
いくら人との繋がりを広げ、露出したとしても、肝心の「コンテンツ(発信内容)」の質が低くては、目に留めてもらうまでに至りません。
興味を持ってくれそうな読者のいる場所で、質の高いコンテンツを頻繁に更新する。こうすることで、読者の満足感を高め、「あの人の書くものは面白い」という期待感へと繋げていくことが大切です。読者のために「汗をかけ」ということですね。
私の場合、句集の中身の事前見せはできませんので、前述のFacebookの投句欄で読者にわかりやすい、学んでもらえる鑑賞文を書くこと、創作系の自ブログで「北の国から一句鑑賞&一句詠み」という記事を更新するなどしました。
ただ、これは単に「仕掛け」のための戦略という意識でやっていたわけではありません。自分自身も学びになり、楽しかったため、苦もなくできたという点が大きかったと感じます。
常に「読者のためのコンテンツ」を意識して書いていれば、ここぞという時にも変に肩に力が入ることなく、自然体でできるということです。「数稽古」が大事という意味も、ここアリ。いつか来る「勝負時」に備えて、日々コツコツを継続していきましょう。
【仕掛け4】売りたいものへの動線をつくる
これに関しては、かなり「意識的」に行いました。
まずパッと閃いたのは「Amazonキャンペーン」。一般的なパターンとしては、発売日から2〜3日間に購入してくれた人に、注文番号を送ってもらって特典を配布するというやり方があります。
注文を短期間に集中させることで、ランキング上位への露出を狙うというもの。特典配布は情報商材アフィリエイトの「鉄板」でもありますよね。
しかし。
私のような無名、かつマイナージャンルの書籍の場合、このやり方ではダメだと直感したのです。
売り出すコンテンツへの期待度を高めるためのサービス提供。これが私のたどり着いた答えでした。そこで実施したのが、「前夜祭企画」です。
発売日前日までの「期間限定」で、句集未採録30句をPDFファイルにまとめ、ダウンロード公開することにしました。
こちらです⇒「告白前夜」
すると、何が起こったか?
句集や私の俳句に関心を持ってくださっている方だけでなく、新しい読者を掘り起こす結果につながってのです。
そのきっかけは、私が以前、筆文字を習った講師の方が、このファイルの中から一句を引いって書いて下さりFBにアップしてくれたこと。「伝筆(つてふで)」というカラフルでモダンな筆文字です。
(伝筆講師:伊賀明美さんより画像拝借)
これを見た伝筆マニアの方も続々ダウンロード。一晩で100ダウンロードを超えたのです!それに比例するように、Amazonランキングもぐんぐん浮上。
もともと言葉に対するアンテナの鋭い層が、「俳句の言葉を書いてみたい」と思ったようなのですね。ありがたいことに、「告白前夜」を見て、句集の注文までしてくださった方もちらほらいたようです。新しい繋がりができました。
そんなわけで、まさに、ちょっと早めの「前夜祭」となったというわけです。SNSの力を感じた瞬間でした。
【仕掛け5】臆せずに宣伝!
「告白前夜」公開と句集の発売については、Facebook、Twitter、ブログ(ここではなく創作系の別ブログ)にて告知。でも、告知は1回だけではダメです。
私もそうですが、宣伝って、どうしても気が引けて遠慮してしまうところがあります。ですが、とくにSNSはタイミングによって、目にしてもらえないケースもあるので、しつこくならない程度に繰り返し告知することが大切。
もちろん、切り口は変えたほうがいいですけどね。
私の場合は「100ダウンロード超えました」と経過報告をしたり、自分で書いた伝筆作品を載せたりなどして、本の発売告知とキャンペーン情報を流すようにしています。発売日まではもちろん、発売後も続けていく必要があるでしょう。このあたりは、また実験しながら、データ&スキルを積み重ねていきたいと思っています。
戦略的には、こうしたキャンペーンは発売日前後にぶつけてやるほうが効果的だったかもしれません。でも、前述したように、なにしろ初体験、自信もまるでなかったので、「まず、やってみる」を優先しました。
自分が動くと、まわりも動き、驚くような化学変化を引き起こされるというのを身を持って体験した、宝物のような1週間でした。
あなたも、何か心に秘めていること、まだ実現していないプランがあるなら、ぜひ行動してみることをオススメします。ゼロスタートという人も、コツコツとコンテンツを作って、足りない部分を学んでということが、なりたい未来への準備になっていくはずですよ、きっと(#^.^#)
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