「自分のことが書かれていると思いました」
先日、書いたこちらの記事について、そんな声がいくつか届きました⇒「ライティングは苦手ではない」という「書ける人」が成功しないときの3つの落とし穴。初心者も必読
折しも、風花塾のライティング専科が開講したばかりのタイミング。これからライティングを学ぶ受講生さんにとって、「刺さる記事」となったようです。
でも、これ、今の受講生さんに向けて書いた記事ではないのですよね。読んでいただくとわかるのですが、「元受講生さん」を思い浮かべながら書いた記事。それが、別の方の心に響くという不思議。
ここから、文章を書くときに大事な「ある法則」が浮かんできます。
それは、
「特定の誰かに向けて書いた文章は、別の似た誰かの心も動かす力がある」
です。
ブログを開設するとき、あるいは記事を書くとき、「読者対象」を思い描くことは必須。「何を」書くかと同時に、「誰に」書くかが定まっていないと、抽象的でおおざっぱな表現になりやすいからです。「皆さん」に向かって話すのと、一対一で話すのと、どちらが濃い話をできるか、と同じです。
「読者対象」と言うと「ペルソナ」という言葉を思い浮かべる人も多いかもしれません。「ペルソナ」とはマーケティング用語で、ある製品を開発・宣伝したりする際に設定する架空の人物像のこと。ユーザーとなりうる人物の年齢、性別、ライフスタイル、価値観などを具体的に想定し、そのペルソナが満足を得るために戦略を立てていくというわけです。
もちろん、このやり方はブログにも応用できます。美容ブログなら「アラフィフの女性で、美白に興味アリ。素肌に近いナチュラルメイクで肌に負担をかけたくない人。子育てが一段落して自由になるお金も少々アリ。月の美容代は1万円〜2万円以内」といったイメージです。
ただ、個人メディアであるブログは、詳細にマーケティング的裏付けをとるのが難しいでしょう。また、「企業」対「消費者」よりも、「ブログの書き手」と「読者」という関係は、もっと距離感が近いもの。ならば、その「距離感」を味方に付けたほうが、メッセージは届きやすくなるはず。
そこで導き出せる法則が、こちら。
「身近な人物を具体的に思い描いて、その人を読者対象と考えよ」
です。
架空の「ペルソナ」を立てるよりも簡単。しかも、実在する人物ですから、どんな言葉をかけたらよいか、より具体的に思い浮かべることが可能でしょう。そして、語りかける言葉が具体的になればなるほど、読者の心にも刺さりやすくなる。思い浮かべるのが一人であっても、力のある言葉に多くの人が吸い寄せられてしまうのです。
友人、家族、会社の同僚、過去の自分……これから書こうとする記事に興味を持ちそうな人物を一人思い浮かべてみましょう。その人の行動パターンが思い描けるような人物がいいですね。
そして、その人に喜んでもらえるように、納得してもらえるように、教えるように、役に立つように、言葉を選び、言葉を尽くして書いてみるのです。
「たった一人に向けたメッセージでは、多くの人に届かないのでは?」
ここまで読めば、その心配は杞憂だとわかるでしょう。
たった一人にも響く言葉を書けない人が、大勢の人の心を動かすことは難しい。一人一人の積み重ね、それが大勢の読者の獲得につながっていくのです。
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ありがとうございました。
ブログランキングから来ましたジャッキーと申します。
対象を決めて書くということは意識していましたが、その人一人に向けて書くという発想はありませんでした(゜o゜)確かにその方が、対象が同じ初心者でも、よりその人にという気持ちが入るので書き方が変わりそうですね!
初心者全員というざっくりした対象よりよさそうですね^^参考にさせていただきます。
いい事を聞かせていただきました。
ありがとうございました(´∀`*)