久しぶりに、「おーっ!」と目を見張る広告に出会いました。コピーライティング、写真、見込み客に喜ばれる工夫。3拍子揃った、美しい広告をご紹介しますね。
「簡単に美味しいお料理が作りたい」という主婦への訴求力バッチリの広告です。
商品は「茅乃舎(かやのや)だし」。まず、表面はこちら。
↓ ↓ ↓
春キャベツの瑞々しい緑と黄金色のお出汁の写真が目を引きます。シンプルな料理ですが、美味しそうですよね。
そして、ヘッドコピーの「2分間、チンしただけで、みんなにほめられた。」の強さ。わかりやすく、スーっと頭に入ってきて、心をくすぐるフレーズです。
時間をかけず(2分間)
簡単に(チンしただけで)
グレードアップできる(みんなにほめられた)
「購買者が得られる利益(ベネフィット)」を複数の切り口から提示しているやり方は、キャッチコピーはもちろん、記事タイトルを考えるときの「思考法」にも応用できます。(ただし、記事タイトルの場合は、webならではの特性として「キーワード」を配置するという要素が加わります)
忙しいけれど、手作りの美味しい家庭料理を食卓に並べたい。難易度が高いと尻込みしがちな「和食」にチャレンジしたい。自分で一から作ると味がピタリと決まらない「出汁」の悩みを解決したい……等々、見込み客が抱えているだろう、さまざまなニーズを炙りだしたうえで、きちんと3つのベネフィットに集約しているわけです。
このヘッドコピーを補強する、左側にある2ヶ所の赤文字コピー、
「春のおもてなし料理 手間ひまは、茅乃舎だしがお引き受けいたします」
「煮出さなくても大丈夫 レンジで2分の調理時間でも うま味とコクはプロ仕様」
も効いています(クリックで画像を拡大してご確認ください)。お料理系ブログをやっている方は、こうした通販商品広告が用いているフレーズをチェックし、ネタ帳に書き留めていくとボキャブラリーが広がり、読者の心に響く記事タイトルなり文章なりが書ける力を向上させていくことができるでしょう。ぜひ、目を通すようにしてみてください。
次に裏面へいきます。
こちらは、2つの要素で構成されていますね。
レシピ(活用法)
商品の詳細説明(素材のこだわり、基本的な使い方)
です。
表面の「写真+ヘッドコピー」で、感覚的に商品の魅力を訴え、そこで興味を持った見込み客が裏面を返すと、より具体的かつ論理的に商品について知ることができるという動線になっています。
「感覚(五感)→論理(脳)」へ。この流れで、人は興味を抱き、説得されるということを覚えておきましょう。
もう1つ、購入へのフックとして大切なのは、「商品の説明」だけで終わらないということ。その点も、こちらの広告は完璧です。
「茅乃舎だしをお求めのお客様には、季節ごとにお料理読本をお届けしています」とあるように、広告掲載のレシピは、その中からとくに好評のものをピックアップして紹介しているとのこと。これはかなり嬉しい特典であると同時に、見込み客の心理を大きく購買へと傾ける役割を果たしています。
「茅乃舎だし」を手に入れた「先」に待つ「しあわせな未来(この場合は「料理上手な私」「おいしい食卓の実現」)までを、きちんと写真と文章で見せている。ここが素晴らしいですね。
よく書けている、反応のいい「商品レビュー記事」も、必ず「手に入れた先のしあわせな未来」という要素を入れているということを、頭に入れておいてくださいね。
こちらの過去記事でも、チラシを教材に「売るための文章」の具体例を解説。
⇒ニューオールパンのチラシには、見た人が思わず「買いたくなる仕掛け」がいっぱい!
⇒ヤマダ電機の「えげつない広告」で考える、勝つマーケティングとは?
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ありがとうございました。
ゆきぴと申します。
人気ブログランキングからきました。
春キャベツのシンプルな料理美味しそうです。
手間もかけずに2分で簡単なところに
魅力を感じました。
月子さんの「茅乃舎だし」の広告を例に、
買いたくなる文章の動線を解説とても参考
になりました。
記事を読み、とてもわかりやすくて、勉強になります。
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ブログランキングからきました。
私は最近ブログを書き始めたので月子さんの記事、
とっても参考になりました。
有難うございました。
ブログランキングから訪問させて頂きました。
>「感覚(五感)→論理(脳)」へ
買わされる立場の人間です。
売る方の論理を理解できるようになりたい。
経験と勉強が必要ですね。